「(だいちゃんの)整体は痛みを感じる方法ですか?」
と先日質問を受けました。
僕は相手に痛みを感じさせない方向で技術を磨いてきたので
僕が力をかけて痛みを与えることは、ほとんどありません。
相手に強い力を加え痛みを感じさせてしまうと
緊張がさらに強まってしまい
緊張を弛め血流をしっかり流していくという
本来導きたい方向と逆方向へ進んでしまうのです。
と
今だからこそ言えるのですが
理学療法士になりたての頃は、よく、強い力での施術をやってしました。
やる方も受ける方もクタクタです。
にもかかわらず
求めていた十分な効果を得ることはできませんでした。
その当時を振り返ってみると
“自分が加えた力が相手の体に作用して問題が矯正される”
といったイメージを持って施術に臨んでいました。
リハビリを受けている方も同じ意識でした。
「さあ!あんたはプロなんだから私の体を整えてくれ」
みたいな(笑)
強い痛みによる緊張状態の後は
その状態から解き放たれ緊張が弛むので
一時的に痛みが軽くなったり身体がほぐれた感じがします。
ただそれは一時的な感覚に過ぎず
しだいに押される痛みに慣れた人は
より強い刺激を求めていく傾向がみられました。
本来の問題を置き去りにしたまま
悪循環のループに陥ってしまうのです。
“身体の緊張に強い力を加えると
さらなる緊張を招いて悪循環に陥ってしまう”
では
どうすればいいのでしょうか?
ここで1つイメージしてほしいのですが
自分の身体に痛みや凝り(緊張)を感じた時
あなたはどんなことを思いますか?
「あ~!痛いな~早く治さなきゃ」
とか
「また痛みがでた。悪くなったかな~?」
と考える方が多いのではないでしょうか?
この考えのベースには
“痛みがある”=“悪いこと”
という観念があると思うのです
例えば
腰痛になった時を考えると
“腰の痛みという悪い部分を治したい”
という思いに従って
・病院に行ったり
・腰に湿布を貼ったり
・痛み止めを飲んだり
・マッサージを受けたり
悪い部分をなんとかしようとします
悪いことは“無い”方がいい
という考えに従って。
でも本当に
“痛みがある”=“悪いこと”
なのでしょうか?
少し視点を変えてみると
“痛みがある”=“働くことができている”
と捉えることもできます。
痛みがあるところは
全体性の中では機能が高いところである
という捉え方です。
“痛みがあるところは全体では比較的 機能が高いところ”
とはどういうことなのか?
日常生活における
慢性的な痛みやコリの原因の多くは
“使い過ぎ(overuse)”
によるものです。
これまでたくさん使ってきたところが
働き過ぎな状態に陥り痛みを生じている状態。
ではなぜ
ある特定の所が
働き過ぎな状態になっているのでしょうか?
答えはシンプルで
“働くことができていないところがあるから”
です。
身体は
様々な筋肉が協調して働くことで
一つの機能的なユニットとして動くことができます。
お腹側 と 背中側
左側 と 右側
体の奥の方 と 表面の方
体幹に近いところ と 遠いところ
などなど
それぞれがバランスをとりながら
全体を強調させ運動を実現しています。
腰痛においては
背中(腰)側が働き過ぎていて
お腹側は働いていない状態
そして
身体の表面の大きな筋肉が働き過ぎていて
体の奥の背骨や骨盤周りの筋肉が働いていない
というケースが多くみられます。
たとえば
身体にかかる100㎏の負荷を
お腹側と背中側で均等に支えると
お腹 50kg 背中50kgで支えることができます。
ところが
お腹側が働けずに20㎏しか支えられない場合
お腹20kg 背中80㎏ となり
腰に大きな負担がかかり続けてしまう
ということが起こります。
ここまで理解すると
「わかった!じゃあお腹の筋肉を鍛えればいいんだ!」
という答えに至るかもしれません。
でも
それは少し難しいのかもしれません。
その頃には
『脳』の中にある“身体の地図” が変化し
あなたの脳の中ではすでにお腹の筋肉が存在してない
という状況になっている可能性が高いのです。
お読み頂きありがとうございました
【後編】へ続く☆
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