先日、京都や大阪でのイベント出店で数日間、関西に出張に行ってきました。

(安楽寺 くさの地蔵縁日)

(神社de発酵フェス 野間神社)

その間、吉井孝くんの実家に四泊させてもらうことになり、
夕方になると家に帰ってくる居候のようになってました(笑)

イベント出店が続いた翌朝のこと。
史郎さん(孝くんパパ)から、今、ある方の施術を継続してしているとの話を聞きました。

その方は、93歳のお爺ちゃん。
胃から始まった癌が全身に転移し、医者から余命2ヶ月と宣告された状態。
どうにも体の痛みがきつく、ご縁があった史郎さんが施術を始めたということでした。

その話を聞きながら、

「93歳!?癌じゃなくても厳しいだろうな」
「全身に癌が転移してるなら、痛みが引くのは無理じゃないかな?」

と思っていたのですが、施術を始めた初日から痛みが軽減し、毎日続けて1週間が経ち、局所的な痛みがが残るものの、痛み止めもほとんど飲まずに過ごせるようになったというのです。

「えっ!本当に!?」

僕がこれまで学んできたり、医療の現場で経験してきた世界からは、ちょっと想像できないような話でした。

その日も、そのお爺ちゃんの施術に行くとのことだったので、特に予定がなかった僕は史郎さんについていき、一緒に施術を手伝うことにしました。

実際に会ったお爺ちゃんは、かなり細身で小柄な体でした。
一か月前は、まだこんなに痩せていなかったとのこと。

その日の痛みの様子を聞いてみると、前日にあった胸周りの痛みはなくなって、下腹部を中心に痛みがあるとの訴えがありました。
史郎さんによると、最初は体の上の方にあった痛みが、徐々に下に下がってきているとのことでした。

史郎さんの気功の施術は、痛みがある所の氣を抜いて、そこに新たに氣をいれるというもの。
手に意識を置いて相手にかざすとモワッとする箇所があるので、そこを抜くそうです。

史郎さん自身は

「俺は他の方法を知らんからな~」

なんて言ってますが、その施術はめちゃくちゃパワフル!

“今”に意識を置き続ける集中力を感じさせます。

お爺ちゃんの施術を始めると、史郎さんの存在感がグッと濃くなって、それはお爺ちゃんのもつエネルギーも引き上げているようでした。

僕も施術に加わり、ハーキマーダイヤモンドを使って探ってみると、病巣がある肺や肝臓のあたりに滞りがあったので、ハーキマーの先から氣を凝縮してレーザーのように照射するイメージで流していきました。

僕の経験では、相手の氣が落ちていたり、興奮傾向、思考過多のケースにおいて、探っても氣の手ごたえが感じにくいということが度々あるのですが、お爺ちゃんには氣がしっかり通っていて、エネルギーの滞りが探しやすい状態でした。

お爺ちゃんが持っている生命力?
史郎さんが1週間、氣を入れ続けたせい?
もしくは、その両方の要因なのか?

2人で施術を続けながら20分を超えた頃、痛みを確認すると下腹部の痛みは無くなったとのこと!

心のどこかに残っていた

「本当に変わるのかな?」

という思いは消え去り、目の前で体を動かしながら調子を確認するお爺ちゃんを驚きをもって見守りました。

すると、まだ背中の方が痛む感じがするということで、さらに背中から仙骨辺りにかけて施術を継続。
それも、20分程したところで痛みは無くなったとのことで、体を起こしたり、立ち上がって歩いたりするお爺ちゃんから「ん~!どこも痛くない」と嬉しい一言。

その後は、調子の戻ったお爺ちゃんから、最近続けてみる夢の話しや、過去にあった不思議な話など色々聞かせて頂きました。

夢の話しは、もう亡くなった親族が親族が捕鯨船に乗っていて南極海に行くというもの。食料を失い命を失った鯨が海底にたくさん沈んでいる様子が見えるようです。
不思議な話の方は、昔、重機を運転していた時に転落し、重機から投げ出された時、落ちてくる重機を、猫が集まってきて支えてくれたおかげで難を逃れたという話。

話をする時のお爺ちゃんには元気が満ちていて、遠いはずの耳も、ちゃんと聞こえるようになっていたのが可笑しかった(笑)

お爺ちゃんに別れを告げた後、史郎さんから

「痛みは今日の施術で消えてくれんかな~」
「痛みが無くなってるから必ず癌も消えていってるはず」

という言葉を聞きながら

「あ~‥史郎さんは本気で一回の施術で治すつもりなんだ‥」
「僕はどうだろう?この病気はこんな経過を辿るという知識や、これまでの経験にしばられてないかな?」

と自問自答していました。

そこから出てきた答えは一つ
“これからもっと集中を深めるだけ!”

これまでの概念を手放して、ただ“今”を感じ続けることに集中した時、何が起こるのか!?

きっとその先には、これまでの概念を超える体験が待っている予感がしています。

お読みいただきありがとうございました🍀