時期としては、ケセラボの軌跡① ~誕生編~と同じ頃のお話しです。

 

今から3年程前までは、人と交流することを避けていました。

かなりの“人嫌い”だったんです。

 

職場でも、患者さんとの関係性をつくるのは得意だったのですが

上司や部下との距離感や、何を話していいのかが、さっぱり分からない。

いわゆる “世間話” という感覚も、全く分かりませんでした。

 

子どもの、保護者同士の集まりなんかも、大の苦手。

誰かと話をしないといけない場になると、意味もなく緊張するんです。

 

僕から何を話せばいいか分からないから

ただ相手の話を聞いて相槌をついている。

相手が話し終えると、場が冷めて気まずくなる。

そんな体験を繰り返していました。

 

そして

僕のそんな状態がハッキリと表れてしまう相手がいました。

職場にいた方で、僕よりも上の立場の方。

その人の前にいると、身体全体が緊張して、手先が冷た~くなってしまう。

当然、何かを話しかけようという気持ちにはなれない‥

 

そういう関係が、長年続いていたのですが、

その瞬間は唐突に訪れました。

ある日、ある時、ふと気づいたんです!

その人の前でも、それほど緊張してない自分に。

 

 

あれっ!?

と思ったら、さっそく実験です(笑)

それまでは、できなかった行動を試してみました。

 

ベンチに腰かけているその人の隣に座ってみたのです。

「お~!大丈夫!」(心の声ですよ 笑 )

さらに世間話もしてみました。

「え~!普通にしゃべれてる!」

それまで、できなかったことが難なくできたことに驚き

その理由を考えた時、ひとつの出来事を思い出しました。

 

その数日前に書店で、ある一冊の本を購入していたのです。

本のタイトルは

『一生お金に困らない生き方』

 

この中に書かれている、あるワークをしたことが

その時の人間関係に影響したと、直感的に感じたのです。

 

そのワークとは

過去の、お金に関して、悲しかったこと、つらかったことを思い出し、

「もう大丈夫」

「心配ないよ」

「あなたはもう十分愛されているんだよ」

「もうお金をもらっていいんだよ」

と言い聞かせるというもの。

 

僕の場合は、高校生の時にバスケットボールシューズが壊れても

壊れたことや、新しく買わないといけないことを

親に言えなかった記憶が蘇りました。

ひとつ年上の姉が、県外の私立の高校に通っており

親が「うちにはお金がない」と口にしていたことを

少なからず気にしていたのです。

 

そして、その当時の自分を、心の中に思い描き

その自分に向かって伝えました。

「シューズを買いたいと言っていいんだよ。そこまでお金に困ってないから。」

「心配しなくて大丈夫!大人になったら好きなシューズを買ってるよ」

「お父さんも、お母さんも、あなたを愛していたんだよ」

 

その時は、何となくスッキリとした体感があっただけだったのですが

後日、人間関係が変化していたことに気づいたのです。

 

(前述のワークは、いわゆる“インナーチャイルド”を癒したり、過去の古い感情を手放すワークであることを知ったのは、またそれから、しばらくたった後のこと。)

 

そして、

この日を境に、人間関係は自分の状態によって

変化させることができるという意識が生まれ

少しずつ、周囲への過度な緊張を感じることが減っていきました。

 

そして、エネルギーとの出逢いにより

さらに明確なものとなり、周囲との関係を大きく変化させていったのでした。

 

このお話しが

人間関係に苦労しながらも、一生懸命に生活している

あなた

あなたのパートナー

あなたの家族

あなたの友人へ

伝わりますように☆

 

お読みいただき、ありがとうございました🍀