帝王切開で出産した場合にも骨盤ケアは必要??という質問

 

これまで何度か受けたことがあります。

 

確かに骨盤底筋(骨盤の底にある女性にとって大切な筋肉)自体のダメージは普通分娩に比べ少ないです。

 

でも切開によって、骨盤底筋と同じく大切なコアの筋がダメージを受けてしまいます。

 

昨日は、そんな帝王切開で出産し、12年が経過したママが産後ケアにいらしゃいました。

 

 

12年経過しているんだから、もう出産の影響なんかない体になっていると思いますか?

 

実は時間がいくら経過しようとも、体は出産によるダメージを引きずったままの状態なのです。

 

 

彼女は頭痛、肩こり、腰痛、月経痛、、、他にも色々な不調が見られました。

 

これは決して腰や肩が悪いのではなく、問題はしっかり機能していないお腹の状態にあります。

 

腰や肩はただお腹の代わりに頑張ってくれているだけ。

 

いくら腰と肩を触って緩めても、根本解決にはならないのです。

 

 

昨日は私も普段自分のケアに使っている、アロママッサージオイルを使いながら、お腹の状態(骨盤内の環境)を丁寧に調整しました。

 

帝王切開から10年以上が経過していますが、傷跡はもちろん、骨盤内にある体の芯となる筋もとても緊張状態にありました。

 

触れるとツッパリ感・痛みがあるのですが、調整していくと本来の状態にどんどん戻っていく。

 

そしてそこがしっかり緩むと、本人も気持ちよ~くなり、眠ってしまうほど。

 

体は本当に正直です。

 

この状態になってようやく、筋肉としての活動がしっかり発揮されるようになるのです。

 

切開することで軟部組織が癒着し、筋が上手いこと効率よく働かなくなる。

 

組織の状態がいいほど、筋の働きもいいものです。

 

いくら運動しても、自然に元通りというわけにはいかないのですね...

 

 

彼女はベッドから起き上がり、歩いた瞬間に体がこれまでとは全く違うのにすぐに気づきました。

 

重心がいつもと違う

 

働いている場所がいつもと違う

 

12年以上も持っていた体の癖

 

自分の中では長年あったその感覚は当たり前だから

 

それとは全然違う快適な身体を体感したら...

 

驚き! 感動!! でしかないのですよね。

 

えっ!?こんな感覚あるの?といった感じです。

 

知らないから当たり前なんですが。

 

どうせなら効率の良い快適な身体で日常を送れたらいいですよね。

 

後はこの感覚をアップデートしていくだけ。

女性のコアな筋肉って

 

内臓をいい位置に保ったり

腹圧をコントロールしたり

体幹を安定させる(姿勢保持)に重要だったり

血液循環や体温保持にも関わっていたり

 

そんな重要な働きをしているところです。

 

腹筋は層になっていて、全ての動作をするのには働く順番もとても大切。

 

バランスよく協調的に働くことが大切。

 

でも妊娠・出産を経験すると、これが上手く機能しなくなってしまうのです。

 

やっぱり女性の体のケアはとても大切。

 

 

ケセラボでは身体調整に併せて、自分でお腹をケアする方法やコアな部分が働くセルフケア方法も丁寧にお伝えしています。

 

これは女性が生涯を通して、自分の身体をケアしていく大切なスキルを身に付けるということ。

 

身体はもちろん、心も安定したり、パートナーシップが変化したりと想像以上の効果も見られますよ。

 

自分の体ケアが習慣になったら本当に素敵ですよね。

 

妊活中の方・妊婦さん・産後ママはもちろん

 

妊娠はまだ先だと思っている方も

 

産後から数十年が経過した方も

 

骨盤ケア、ぜひ一度ご体験ください(^^)

 

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守屋恵