1.はじめに

はじめに、この世界や生命に対する視点や感じ方

その一部である身体に対するイメージを共有していきます。

抽象的な概念も多く含まれますが

抽象度が高い世界(潜在意識の領域)で世界を観じている“わたし”の視点

でもあるので、細かく分析して捉えようとせず

「そういう捉え方もあるのかもしれない」という受け取り方で大丈夫です。

テーマについて対話をしながら感覚的な理解を深めていきましょう。

 

〇そもそも全ては完全な調和でしかない

私達の物質的な知覚においては、“あたかも不調和というものがあるように捉えているだけ”とも言える

“自分自身を感じる”ことが、元々の調和した意識状態へ入る鍵になっている

伝えていきたいこと | ケセラボ【公式ホームページ】 (keselabo.com)

人間本来の感覚に還る | ケセラボ【公式ホームページ】 (keselabo.com)

 

〇生命は常に最適な状態に在り(還り)続けている

人間の身体は何の妨げもなければベストな状態に在り続ける(自然治癒力・自己治癒力)

妨げとは→身体的ストレス、精神的ストレス、病気や自分自身に対する思い込み など

セラピストとしてはポテンシャルを解放していくイメージで相手と向き合う

命は自らを調え続けている | ケセラボ【公式ホームページ】 (keselabo.com)

 

 

〇動的平衡について(動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか p231-p233より引用)

生体を構成している分子は、すべて高速で分解され、食物として摂取した分子と置き換えられている。身体のあらゆる組織や細胞の中身はこうして常に作り変えられ、更新され続けているのである。

だから、私たちの身体は分子的な実体としては、数カ月前の自分とはまったく別物になっている。分子は環境からやって来て、一時、よどみとして私たちを作り出し、次の瞬間にはまた環境へと解き放たれていく。

つまり、環境は常に私たちの身体の中を通り抜けている。いや「通り抜ける」という表現も正確ではない。なぜなら、そこには分子が「通り過ぎる」べき容れ物あったわけではなく、ここで容れ物と呼んでいる私たちの身体自体も「通り過ぎつつある」分子が、一時的に形作っているにすぎないからである。

つまり、そこにあるのは、流れそのものでしかない。その流れの中で、私たちの身体は変わりつつ、かろうじて一定の状態を保っている。その流れ自体が「生きている」ということなのである。シェーンハイマーは、この生命の特異的なありように「動的な平衡」という素敵な名前をつけた。

ここで私たちは改めて「生命とは何か?」という問いに答えることができる。「生命とは動的な平衡状態にあるシステムである」という回答である。

そして、ここにはもう一つの重要な啓示がある。それは可変的でサスティナブルと特徴とする生命というシステムは、その物質的構造基盤、つまり構成分子そのものに依存しているのではなく、その流れがもたらす「効果」であるということだ。生命現象とは構造ではなく「効果」なのである。

サスティナブルであることを考えるとき、これは多くのことを示唆してくれる。サスティナブルなものは常に動いている。その動きは「流れ」、もしくは環境との大循環の輪の中にある。サスティナブルは流れながらも、環境との間に一定の平衡状態を保っている。一輪車に乗ってバランスを保つときのように、むしろ小刻みに動いているからこそ、平衡を維持できるのだ。サスティナブルは、動きながら常に分解と再生を繰り返し、自分を作り替えている。それゆえに環境の変化に適応でき、また自分の傷を癒すことができる。

このように考えると、サスティナブルであることとは、何かを物質的・制度的に保存したり、死守したりすることではないのがおのずと知れる。

サスティナブルなものは、一見、不変のように見えて、実は常に動きながら平衡を保ち、かつわずかながら変化し続けている。その軌跡と運動のあり方を、ずっと後になって「進化」と呼べることに、私たちは気づくのだ。

生命の循環 | ケセラボ【公式ホームページ】 (keselabo.com)

 

〇全ては豊かになり続けている

全ての土地は放置されると森に還っていく(植生の遷移)

小さな植物から始まり そこに住む生き物が集まり やがて大きな森へ成長していく

“自然”の流れは豊かな方向へと向かっていく(自然の理)

 

〇生命のシステムと微生物

腸内には細菌がおよそ1000種類、100~1000兆個も生息し、重さにすると1~1.5㎏程度と言われている。

腸内細菌が食べ物の消化の一端を担うことで、腸から必要な栄養を吸収することができる。

腸内細菌なしでは栄養を摂取することができなくなる人間。

わたし達が「わたし自身」と認識している感覚の中に腸内細菌を含むのか?含まないのか?

あなたはどちらでしょうか?

 

〇“誰かが誰かを治す”ということは起こっていない

本質的に、「その人自身の生命のシステムが働いているだけ」と言えるのではないだろうか。

セラピストは相手にとっての一つの環境であり、“セラピストは良い環境である”だけでよい。

命は自らを調え続けている | ケセラボ【公式ホームページ】 (keselabo.com)

セッションを言葉で表現すると | ケセラボ【公式ホームページ】 (keselabo.com)

 

〇“わたし”と“あなた”の間に境界線はあるのか?

触れる とは皮膚と皮膚の接触のことを指すのか。

接触の前に感じる、何かに触れている感覚は何に触れているのか。

相手を認識している時点で、すでに何かに触れ交流している状態といえるのではないか。

 

〇物質と非物質の境はあるのか?

物質の化学的性質を失わない範囲で、物質を分割しうる最小単位である分子。

その分子を構成する原子。原子を構成する原子核や電子。。。

私たちが“物質”と認識するものを細かく見ていくと、そこには“空間”が存在している。

【図解】原子・原子核の大きさ 身近なものと比較 | 図解ブースター (booster-fig.com)

そう捉えると全てのものに実体はないとも言えるし、実体があるという意識が実体を生み出しているとも言える。

物質と非物質の間に境は無く、感じ方のグラデーションの変化があるのみ。

 

〇全ては“今ここ”における体験である

わたし達は空間を移動しているのか?

わたし達は時間軸に従って過去から未来に進んでいるのか?

確かなのは“今ここ(0ポイント)” で体験をしているということ。

この世界を観じているわたしの視点がただあるだけとも言える。

例えば

水を飲みたくなり水道でコップに水を注いで飲む

という行動をイメージしてみる。

 

〇“わたし”とは何なのか?

 

 

2.社会や個人で起きている不均衡について知る

現代社会は過度なストレスに晒されている状況です。

それによって生じる人間の自律神経への影響を知り

その影響が及ぼす、身体や意識の使い方の変化を理解しましょう。

一つ一つの症状にフォーカスを当てて問題を探る視点ではなく

それらが大きな流れの中で発症しているということに気づき

その流れを人間本来のリズムに還すイメージを共有していきます。

 

〇人間本来の自律神経のリズムとは

活動性を司る交感神経 と 休息を司る副交感神経

一方が優位になるともう一方が抑制されるという

シーソーのような関係性でバランスをとっている。

・昼間は交感神経が優位になり副交感神経は抑制

人間が活動をする時間(活動とは “遊び” “創造” のこと)

脳や大きい筋肉の血流が増え、思考や身体の緊張を使って活動する。

この間、体内のエネルギーは消費される

・夜間は副交感神経が優位になり交感神経は抑制される

人間が休息をする時間

消化器や身体の末梢の血流が増え、栄養を身体のすみずみへ届ける。

この間、体内のエネルギーを産生され一つ一つの細胞が満たされ増殖する。

 

〇現代社会における自律神経のリズムについて

現代社会においては過度に交感神経が働き

その一方で副交感神経は抑制されたままの状況にある。

この時のモードは“サバイバルモード”

勝つか負けるか 生きるか死ぬか 闘争か逃走か(fight-or-flight)

相手が 敵か味方か 損か得か 強いのか弱いのか をみる状態

常に頭を働かせて思考を巡らせ、意識は周囲の状況に対して向いている。

いつでも闘えるように力を発揮する筋肉は緊張し

その一方で身体の末梢や消化器官への血流(栄養)は減少する。

心拍数は増え、呼吸は浅く速く、手足の表面には滑らないよう汗をかく。

交感神経:副交感神経

昼:夜 太陽:月 男性性:女性性 能動性:受容性

動:静 活動:休息 思考:感覚 外への意識:内への意識 エネルギー消費:エネルギー産生

 

〇交感神経に偏った現代社会

社会の価値観やシステムそのものが交感神経優位となるが

特に経済活動、消費活動においてその傾向が強い。

親との交流、学校での教育、会社組織における規則、メディアからの情報により

良いこと・悪いこと 正しいこと・間違ったこと 正義・悪

といった観念を無意識に受け入れていくことも影響している。

交感神経が優位であり続けることでエネルギーが枯渇状態となり

枯渇感を埋めるために、さらに外向きの意識が強まる悪循環も。

意志をもって休息・リラックスを積極的に選択することでバランスが調ってくる。

 

〇交感神経の過剰な活動による身体への影響

インナーマッスルを鍛えて活性化しよう!

という考えは一般的にも広く知られるようになりました。

インナーマッスル:
身体の深部にある・ゆっくり持続的・細やかなバランス活動を担う・動きに先行して働き安定性に大きく関与
アウターマッスル:
身体の表層にある。すばやく瞬間的・大きな力を発揮できる・動き自体は粗大で細やかなコントロールは困難

でも、そもそも私たちは、インナーマッスルを鍛えてこなかったから、働きが弱くなっているのでしょうか?

交感神経が過剰に興奮している現代社会においては、より強い力を発揮するアウターマッスルが常に緊張状態になっています。

これによりインナーマッスルが適切に働くことが難しくなり、バランスの崩れた状態が当たり前になっていると言えます。

運動性を高めていくには、その基礎となる安定性が必要となります。

この安定性に関与する機能が、コア・インナーマッスル(インナーユニット)と呼ばれているものであり、脳から運動プログラムが下りてくると、これらが働き体幹や関節を安定させます。

身体の中心に安定性が生まれたら、そこからより強い筋力をもつアウターマッスルが働き運動を遂行していくのです。

交感神経が過剰な状態だと、アウターマッスルの緊張で身体を安定させ、さらにアウターマッスルを使って運動する状態となる。

この状態を変えないまま施術をしたり、筋活動を促しても、これまでの偏りをかえって助長することにもなりかねない。

自律神経のリズムを調え、コアやインナーマッスルが使えるようにしながら、負荷をかけた運動へと順を追って展開していく。

 

〇重力に対する姿勢戦略

この地球では常に重力がかかっている状態であり、それに対して脳がどのような戦略をとるかが、その人の動きや姿勢に影響する。

大きく分けると二つの戦略があると考えられる。

1.重力を耐え続ける戦略

強い組織である靭帯や太い腱組織に体重を預け重力に耐える姿勢

腰椎の過度な前弯⇒胸椎の過度な後弯⇒頭部の過度な伸展

・鼠径靭帯・腸脛靭帯・下腿後面の筋腱組織に体重を預けている

・重心線に対して身体のパーツが散らばるため重力負荷が大きい

・腹圧が高まらずにコアユニットが機能しない

2.重力の影響を少なくする戦略

垂直方向へ伸びる姿勢をとり重力ストレスを受け流す

・重心線に対して身体の各パーツが垂直方向に並んでいる

・感覚情報の変化に対して細かな姿勢調整を持続的に行っている

・身体の深部のインナーマッスルやコアユニットがセンサーとして働いている

 

 

3.アプローチの方向性

基本的な考え方:痛みと機能性の関係について 脳の中の身体地図と運動について

・交感神経の過剰状態なので、意識的に副交感神経を活性化していく方向へ導いていく

・感覚入力を通じて、脳の中の身体地図を“今”にアップデートして、古い情報を上書きする

具体的には以下の流れを意識する

〇セラピスト自身が意識的に副交感神経を高め、本来の自律神経のリズムに還る(呼吸や手の感覚を意識)

〇そのモードの中でクライアントと交流し感覚を共有する(共鳴現象)

〇日常的なセルフケアを伝え、副交感神経を活性化することを習慣化してもらう(自立を促す)

〇変化する身体を相手自身が感じられるように働きかける(タッチ・感覚入力)

〇これまでの積み重ねによる偏りを施術で解いていく(タッチ・感覚入力)

 

〇仰向けの姿勢で副交感神経を高めていく調整

〈交感神経優位の仰向け姿勢の特徴〉

・アウターマッスルの緊張から腰背部が反ってしまい背中と床面の接地が少なくなっている

・接地してる背部も筋肉が緊張し膨隆しているため、固くなった筋肉の先端でしか床と接地できていない

・安定感を得るために後頭部や踵を床に押し付けて身体を固定しようとする

・腰部の前弯が強く骨盤が前に傾く前傾位となっている

☆接地面積と姿勢筋緊張との関係(脳の戦略)☆
身体が外界と触れている面積が狭い⇒身体を安定するのに緊張をキープするため緊張が高い状態
身体が外界と触れている面積が広い⇒すでに安定が得られているので緊張をゆるめる方向へ

〈アプローチにおけるスタート姿勢〉

・膝を立てることで骨盤の前傾および背中の反りを軽くする

・頭部の下に適度な高さのタオルをいれる(頚部の下にも触れる感じで)

・緊張が強い場合は身体の縁にタオルを触れさせ感覚を入れていく(ここも触れてるよと脳に語りかける感覚で)

・膝同士が触れないように、股関節-膝関節-足部のラインは真っすぐに

強く反ったブリッジ状の背中から、丸い船底上の背中にしていくように調整。

〇腰背部に感覚を入れていくアプローチ
セラピストは相手の膝側に位置し、胸の後ろあたりから手を背部に入れて、臀部にかけて抜いていく。(手が遠くまで届かない場合は、腰部から手を入れる)浮いているところ圧が強いところなど感じながら繰り返し行い、圧の変化を感じていく。次第に、浮いていたところが床に触れ、圧が強かった個所の圧が弱くなっていくことを確認していく。

〇骨盤の後傾を促していくアプローチ
先ほどのアプローチで骨盤の圧が強いところに手を入れ、骨盤の重さが手に乗るのを感じる。手が骨盤と床に挟まる感覚が生まれたら、ゆっくりと体を起こし、それにつられて手が軽く引っ張られる感じを味わいながらその感覚をキープする。次第に骨盤後面の組織が緩み、過度な前傾位から後傾方向に戻っていく。

背部の緊張が緩んでくると接地面が広がり、全体的な筋緊張がゆるみ、呼吸が深くなる傾向になる。

副交感神経の作用により眠気がきたり、消化活動によりお腹が鳴るなどの反応がみられるが、気にする必要がないことを伝える(我慢や緊張は本来の状態に還る妨げになる)。

背中側の調整をしたらお腹側の調整へ

まずは腸腰筋の解剖を知り触れることに慣れていきましょう。

 

〇腸腰筋に触れ活動を促す
多くのケースで腸腰筋は働きを失い、固く緊張しているか、ゆるゆるに弛緩しているかのどちらかになっている。どちらにせよ、改めて触れることで感覚情報が脳にあがることで、脳からの調整の指令が下りてくる。調整は脳に任せ、セラピストは触れることを通じて感覚情報を与えることに集中する。
鼠径靭帯を確認し、その中央あたりから背骨の横突起を目指して指を入れていく。ゆっくり入れていくと触れる、縦に走る固い筋組織が腸腰筋(大腰筋)である。緊張が高く固い場合は感覚が過敏になっていて、痛みを感じやすいので、軽く表面を触れるような感じで触る。1分もしない内に最初のような痛みはなくなり、筋肉も柔らかい感じへ変化する。これは揉みほぐしたわけではなく、脳が腸腰筋の存在を確認し緊張を調整したことによる変化である。横隔膜のあたりまで続くので可能な限り触れて調整する。かなりの割合で腰痛の症状が軽減するといった側面もある。

 

 

 

 

足部の治療

足部の重要性

足の裏からの感覚入力

足の裏は、立っている時・椅子に座っている時は常に地面と触れている部分であり、そこからの感覚が適切に入力されることで、姿勢や筋肉の緊張の調整がスムーズに処理されることになる。

 

 

足の裏の感覚入力 拇指球-小指球-踵

小指外転筋の触察・リリース

足関節の背屈をきっちり出す

 

 

〇セラピスト自身の身体感覚と意識を調える

〇コアの活動を保つことで手を脱力させセンサーとして使う

 

〇感覚を深める体験をする

ポールのケア2日に1回

夜に明かりを消して30分過ごす できれば連続した3日間

オンラインサロンのセルフケアをチェック

 

〇セラピストの意識状態や身体の使い方が相手に伝わる

正しい姿勢・運動は存在しない
パターン化されていくことで問題が生じる
動きのバリエーション多様性を作る

脊柱の動きを引き出す
衝撃吸収機能→エネルギー産生機能

身体の後面を伸ばす
恥骨と剣状突起の距離を縮める

背中に触れる
腸腰筋を起こす

脳や身体のシステムのこと
自律神経のこと
・交感神経と副交感神経はシーソーの関係
・交感神経
活動、緊張、思考、エネルギー消費、外向きの意識
・副交感神経
休息、緩む、感覚、エネルギー産生、内向きの意識
・現代社会は交感神経過剰
サバイバルモード、生きるか死ぬか、利害、損得
・感じることに意識を置くことでバランスを取りにいく
脳の性質を知る
・サバイバル、死を恐れる
生きる歓びなどの豊かさは考慮しない
変化を拒否する(記憶も書き換える)
繰り返し伝え大丈夫を理解させる
・感覚を通じて世界を捉えている
・極端な省エネ
必要ないところのエネルギーはカット
感覚情報がない→無い(存在を認識しない)
脳と身体の関係
・【入力】刺激が入る→感覚受容器のスイッチオン→末梢神経→脊髄→脳(情報をキャッチ・脳内マップをアップデート・新たなプログラム作成)
【出力】プログラムを指令として出力→脊髄→末梢神経→筋活動(姿勢調整・運動)
感覚受容器は
皮膚・筋膜・筋繊維などにあり、適度な緊張

・感覚を通じて世界を捉えている
感覚情報がある→脳内地図に反映
感覚情報がない→無い(存在を認識しない)
・物理的な肉体と脳内地図のギャップ
・感覚が受け取れる状況かどうか?
重力と身体
・重力に対する戦略
重力に対して真っすぐ伸びているか?
曲がりながら耐えているか?
固い組織にもたれていないか?
感覚情報とコアや深部の起立筋の関係性
・骨に対して皮膚、筋膜、筋肉が下がる
身体を包む膜に歪み引っ張り合う
触れてる面の広さと身体の緊張の関係
・接触面が狭い→緊張が高い
・接触面が広い→緊張が低い

アプローチについて✋
実際に解説しながらの施術を受けてもらう
セルフケアも伝えられるようにする
実践と体感→理論と背景を説明
ベースとなるイメージ
・アクティブな活動を導く
本人が自分で動ける状態へ
完全にこちらが動かすと活動の機会を奪ってしまう
自動介助→自動運動へ導く流れ
動かそうとせず感覚で繋がり一緒に動く
・感覚情報の変化が運動として現れる
感覚情報→脳でキャッチ→運動プログラムを作る→筋肉を動かす
運動を導くことは感覚情報を伝えること
・感覚情報を入れることが大切
情報を送りながらゆっくり反応を待つ
脳に浸透→身体の調整→新たな感覚

タッチの仕方
・自分自身がリラックスしている状態
身体の中心が安定し手先が弛んでいる
手は感覚器官として使う
背骨のセルフケア
・掌が全体的に密着している
相手とピタッと一体化している
下から支えて抗重力活動を妨げない
・一体化した状態で自らが動く
動く感覚そのものを伝える感覚
動かす側、動かされる側になると他動的になる
・揺らす刺激
・軽い刺激で回数を増やす
感覚を使って自らを探索する
・座って坐骨を感じたり座面を感じる
今感じている際まで感じながら探索
少しずつその際を拡げていく感じ
身体がパターン化していく方向性をしる
・腰背部の緊張から大腿の外転外旋パターン
大殿筋と腸脛靭帯のライン
膝蓋骨のポジション
下腿部の外旋方向への捻じれ
足の底屈内反方向への偏り
〈アプローチ〉
触れることで元のポジションへ還す
・いわゆる反り腰と骨盤の前傾(股関節屈曲位)
腰背部の過緊張⇔腹横筋・腸腰筋の不活性
骨盤に対して常に股関節が屈曲している状態
〈アプローチ〉
腰背部に手を入れて骨盤まで引く(感覚入力・軟部組織調整)
臀部の組織を下方へ還す
腸腰筋に触れ感覚をいれ骨盤後傾へ
腸腰筋とハムストリングス(座骨部)働きで股関節伸展へ

☆座学的なところはビデオ講座にして自由に観てもらう
☆対面ではアウトラインや深堀、興味をもったところについて話す
☆実践は対面のみで撮影等は自由